WordPressからShopifyへブログを移行する際、多くのユーザーが直面するのが「カスタムフィールドのデータが引き継げない」という課題です。 Shopifyには「メタフィールド」という強力なカスタムデータ機能がありますが、標準のインポート機能ではWordPressXMLから直接これらのデータを取り込むことができません。

結論から述べると、Blog Importerが提供する無料のXML to CSV変換ツール」を使用することで、WordPressのカスタムフィールドを自動で抽出し、Shopifyのメタフィールドとして一括インポートすることが可能です。

この記事で解決できること

  • WordPressの投稿に紐づくカスタムフィールド(SEO設定、独自のデータ等)を漏れなく移行。
  • 手動でのコピペ作業をゼロにし、移行時間を大幅に短縮。
  • 自信を持って複雑なブログ構造をShopifyへお引っ越し。

なぜカスタムフィールドの移行が難しいのか?

WordPressのデータ形式(WXR/XML)は非常に柔軟ですが、Shopifyの標準記事インポート機能は「タイトル」「本文」「作成日」といった基本項目しか認識しません。

そのため、以下のような重要なデータが移行時に失われてしまうことが多々あります。

  • SEOプラグインのデータ(カスタムタイトル、ディスクリプション)
  • 記事のライター情報
  • 特定のデザイン用フラグTrue/False

これらを手動で1つずつShopifyのメタフィールドに登録するのは、記事数が数十件〜数百件ある場合、現実的ではありません。


変換ツールを活用した3ステップ移行手順

Blog Importerの「XML to CSV変換ツール」を活用すれば、このプロセスを自動化できます。

ステップ 1: WordPressからXMLをエクスポート

WordPress管理画面の「ツール」 > 「エクスポート」から、対象の記事(投稿)をXML形式でダウンロードします。

ステップ 2: 変換ツールでCSVに変換

Blog Importer公式サイトの無料XML to CSV変換ツールXMLファイルをアップロードします。 この際、ツールはXML内の <wp:postmeta> タグを自動解析し、カスタムフィールドをCSVの列として抽出します。 変換ツールは、カスタムフィールドを自動で、metafield_custom_xxx:typeNameという形式で出力します。

ステップ 3: カラム名をメタフィールド形式に調整

変換されたCSVGoogleスプレッドシートやExcelで開き、取り込みたいカスタムフィールドの列名を、Blog Importerが認識できる形式にリネームします。 出力後のデータ型は、自動で出力された仮のデータ型なので、Shopify側に登録されているキー名とデータ型に、CSV列名を合わせるように編集してください。

形式: metafield_custom_キー名:データ型

例:

  • metafield_custom_writer:single_line_text_field
  • metafield_custom_recommend_flag:boolean

Blog Importerでインポートを実行

準備が整ったCSVBlog Importerアプリにアップロードするだけで、記事本体、画像、そして指定したメタフィールドがすべて自動的に紐付けられた状態でShopifyに保存されます。

よくある質問 (FAQ)

Q. 対応しているメタフィールドの型を教えてください。

Shopifyの主要な型に対応しています。 20263月現在、単体型のみの対応となります。

名前Type Name入力形式
テキスト(1行) single_line_text_field What’s My Age Again?
テキスト(複数行) multi_line_text_field No kings, no crowns tonight
Just broken rules and flashing lights
リッチテキスト rich_text_field <p>London Calling</p>
整数 number_integer 42
小数 number_decimal 3.14
真偽値 boolean true or false
日付 date 2025-10-05
日時 date_time 2025-10-05T13:45:00Z
カラー color #000000
URL url https://example.com/page
JSON json {“foo”:“bar”}
ファイル※ file_reference gid://shopify/File/12345 or https://example.com/abc.jpg
ページ page_reference gid://shopify/Page/12345
商品 product_reference gid://shopify/Product/12345
コレクション collection_reference gid://shopify/Collection/12345
記事参照 article_reference gid://shopify/Article/12345

※画像ファイルの場合は、元のURLを指定することでShopify Filesに自動アップロードされます。

Q. 変換ツールで抽出されないフィールドがあります。

WordPressのプラグインによっては、データを独自テーブルに保存している場合があります。 XML内に <wp:postmeta> の形式で含まれているデータであれば、本ツールで確実に抽出可能です。

Q. 1000件以上の記事でも可能ですか?

はい、可能です。 大量の記事を移行する場合でも、CSVでの管理なら一括編集が容易です。


まとめ

WordPressのカスタムフィールド移行は、かつてはエンジニアの力が必要な難しい作業でした。 しかし、XML to CSV変換ツールBlog Importerを組み合わせることで、どなたでも数分〜数十分の作業で、プロフェッショナルなブログ移行を完了させることができます。

データの欠落を恐れず、Shopifyでの新しいブログ運営をスムーズに開始しましょう。